操体法について
Sotai-method
操体法とは
操体法は「何々病を治すという発想ではなく、生活のまちがいからおこる、からだの歪みを正す、つまり健康の基本を調整するだけで、いろいろな病気がひとりでに治ってくる」という考え方です。
「操体」とは、立って動き回る人間にとって基本的な人体の構造と仕組みとしての骨格と筋肉のかかわり(運 動系)を、その成り立ちの根本に着目して、誤りなく体をあやつり、動かすことを総称した表現です。
操体法では、
健康=「息・食・動・想」と「環境」のバランスがとれている状態と考えます。
息 :呼吸をすること
食 : 飲食すること
動 :身体運動
想 :精神活動
「息・食・動・想」それぞれには法則があり(『生き方の自然法則』)、この法則に従って暮らせば
無理に体を痛めつけたりせずとも、適応して健康になることができます。
これが、操体法の基本的な考え方です。
Sotai-method
操体法の施術
「快(気持ち良い)か不快(違和感がある)か」の自然法則に従う
操体法は、動いてみて楽な動き(快)を見つけ「無理はしないで、気持ちのよい方に動く」ことが基本です。連動安定の運動系の法則に則り動きます。
身体を痛くない方向やつっぱらない方向(快)へとゆっくり動かし、緊張状態から脱力をすることによって歪みを解消する運動療法です。
痛みやつっぱりを感じるとき(不快)、痛い方向・つっぱる方向から、痛くない方向・つっぱりを感じない方向にゆっくり動かし、最後にすっと力を抜くと歪みが解消されるという方法になります。